ホルモンって何か怖い?・・・そんなことはありません。女性の強い味方です!
ピルの話をすると、多くの患者さんが「ホルモンは飲みたくないなぁ。何か怖い」とおっしゃいます。「乳がんのリスクを上げる」というガセネタが広まっていることと、ピルの重大な副作用の一つに、血栓症という命に関わるものがあることが原因だと思われます。
確かに、ピルはどんな人にも安心・安全なお薬とは言えませんが、副作用をしっかり理解し、検査を定期的に受け、医師の指導のもと正しく服用すれば、生理痛も楽になるし、生理の量も減るし、生理の周期もコントロールできる、おまけに避妊まで・・・と、とってもとっても使える薬なんです。
避妊のために飲むピルには、定期的に内服を続けるものと、セックスで避妊に失敗した時などに一時的に飲むものとがあります。後者を「緊急避妊ピル」といいますが、性交渉を終えてから72時間以内に飲まないと効果がありません。また、早ければ早いほど避妊効果が高いと言われています。「失敗しちゃった!どうしよう・・・」と悩む前に、一刻も早く受診してください。
避妊目的の場合は基本的には自費診療ですが、生理痛が強いなどの場合は保険が効くこともありますので、気軽にご相談ください。